当社は、茨城県高萩市で精密金型とプレス加工をしている、従業員45名ほどの会社です。 その会社が、受注から請求までを扱う基幹システムも、社員が給与明細を見るポータルも、毎日の連絡に使う社内チャットも、すべて自分たちで作って動かしています。
そう言うと、たいてい「なぜ買わないのですか」と聞かれます。 このページは、その問いに対する私なりの答えです。 2011年に金型の受発注台帳を表計算ソフトからWebシステムに置き換えてから15年、何を考えて作り続けてきたのか、どこでつまずいたのか、できるだけ正直に書きます。
私がコードを書くようになったのは、経営者になるずっと前のことです。 1994年、税理士事務所に就職してパソコン会計の担当になりました。それまで Windows も Excel も触ったことがありませんでした。 担当になったからにはと自分でパソコンを買い、独学で覚えていくうちに興味がプログラミングに移り、当時の Delphi という言語で現金出納帳のアプリを作ったのが最初です。 事務所を辞めたあとは、個人事業主として Web デザインやシステム制作を2年ほど手がけ、2011年3月にエムディー精密に入りました。2017年、先代社長の急逝により会社を引き継ぎ、いまに至ります。
ですから私は、経営者であると同時に、当社のシステムのコードを書いている人間でもあります。 これは「DXを推進した社長の話」ではなく、「自分で作ってみた社長の話」として読んでいただければと思います。