CASE-005 Meshup
社内のコミュニケーションを、
自社開発のチャットツールで
Slack や Mattermost のような社内チャットを自社で開発。社内システムとつながる、当社のためのコミュニケーション基盤 ― "Meshup" 導入事例
導入時期:2026年10月~(正式運用中)
開発言語:PHP, MySQL, JavaScript
※ 掲載している画面はすべてダミーデータです
課題
当社ではこれまで、オープンソースのチャットツール「Mattermost」をクラウドVPS上で自社運用してきました。日々の連絡には欠かせない存在になった一方で、次のような課題を抱えていました。
専用サーバーの維持費に加え、障害対応やバージョンアップ、データベースの移行など、運用の手間が少なくありませんでした。
多機能な反面、当社で実際に使うのはチャンネルでの会話・ファイル共有・通知が中心。社員にとっては分かりにくい面もありました。
社員名簿や MD SYSTEM などの社内システムとの連携が限られ、アカウント管理や業務との結び付けを自由に行えませんでした。
取り組み:使い慣れた操作感のまま、自社製に
既存の業務システムと同じ PHP・MySQL で、社内チャットアプリ「Meshup」を一から開発しました。 社員が戸惑わないよう、チャンネル・スレッド・リアクションといった操作は、これまで使ってきたSlackやMattermost とほぼ同じ感覚で使えるようにしています。 過去の投稿や添付ファイルもすべて引き継ぐ計画です。
既存のレンタルサーバーで動かす
専用サーバーを持たず、会社のウェブサイトや業務システムと同じレンタルサーバー上で稼働。サーバーの維持費と保守の手間をまとめて減らします。
本当に使う機能に絞る
当社の使い方に合わせて機能を厳選。そのうえで、全社連絡の確認状況やステータス表示など、現場から欲しいと言われた機能を加えています。
社内システムとつなげる
社員名簿とアカウントを自動で同期し、MD SYSTEM で登録された営業履歴などを自動で投稿。業務の情報がチャットに集まります。
主な機能
チャンネル・DM
部署やテーマごとのチャンネル、1対1のDM、少人数のグループDM。チャンネルはカテゴリごとに整理して表示します。
スレッド
返信は右側のスレッド欄にまとまり、タイムラインが流れません。話題ごとに会話を追えます。
リアクションと確認状況
絵文字のリアクションで「確認しました」を返せます。全社連絡には、何人が確認したかを表示します。
通知
スマートフォンのホーム画面に追加して、アプリのようにプッシュ通知を受け取れます。時間帯を決めて通知を止める「おやすみモード」付き。
ファイル・動画の共有
画像・PDF・動画を添付してその場でプレビュー。チャンネルごとのファイル一覧から過去の資料もすぐに探せます。
検索・ピン留め・保存
キーワード・チャンネル・投稿者・期間で検索。大事な投稿はピン留めや「保存」で、いつでも見返せます。
ステータス表示
会議中・外出中・出張中・現場などのステータスを、アバターの右下に表示。相手の状況が分かるので、連絡のタイミングに迷いません。
社内システム連携
MD SYSTEM などの社内システムから、Webhook で自動投稿。Mattermost と同じ形式なので、送る側は送信先を変えるだけで済みます。
働き方への配慮:おやすみモード
チャットアプリでは、夜中や休日にも通知が届き、仕事のことが頭から離れなくなりがちです。 社員がオンとオフをきちんと切り替えられるよう、Meshup には夜間や土日にプッシュ通知を止める「おやすみモード」を搭載しました。
- 止める時間帯(例:20:00〜翌7:30)は、社員一人ひとりが自分の勤務に合わせて設定
- 「土日は終日止める」もワンタッチで指定
- 止めている間のメッセージも未読として残るので、翌朝や週明けに落ち着いて確認できます
画面紹介
Webブラウザで動作するため、事務所のPCからも、現場や外出先のスマートフォンからも同じように使えます。
※ 画面はすべてダミーデータです



スマートフォン ホーム画面に追加してアプリのように使えます。右は MD SYSTEM から営業履歴が自動投稿された画面です。
技術のポイント
共用レンタルサーバーでリアルタイムに
常駐プロセスが使えない共用サーバーでも新着がすぐ届くよう、間隔を自動で調整する「適応型ポーリング」を採用。更新がないときはデータベースに触れずに応答を返す仕組みで、数十名が同時に使っても軽く動くように設計しています。
社員名簿と自動で同期
社内の社員名簿から氏名・所属・権限を毎日同期。アカウントは招待メールのリンクから本人がパスワードを設定する方式で、退職時の停止も管理画面から行えます。
社内の情報を守るセキュリティ
チャンネルはメンバー以外には存在自体が見えない設計。添付ファイルは公開フォルダに置かず、閲覧権限を確認してから配信します。操作は監査ログとして記録しています。
これまでのデータも引き継ぐ
Mattermost と同じ書式(Markdown)で表示し、Webhook も同じ形式で受け付けます。過去の投稿・添付ファイルを取り込み、そのままの見た目で読めるようにします。
「Meshup」という名前
- Mesh … 歯車の噛み合い(ものづくり)と、人と人をつなぐ網の目
- Meetup … 人が集まる場所であることが、ひと言で伝わる
「メッシュアップしよう」と気軽に声を掛け合えるような、社内の集まる場所を目指しています。
開発のあゆみ
設計・開発をスタート
Mattermost の置き換えを目的に設計書をまとめ、チャンネル・スレッド・リアクション・ファイル共有・通知などの基本機能を開発しました。
社内テストと機能追加
社内でテスト運用しながら、検索・ピン留め・グループDM・おやすみモード・ステータス表示・全社連絡の確認状況など、使う人の声をもとに機能を追加しました。
「Meshup」として正式運用開始
名称を「Meshup」に改め、本番環境に配置して全社での正式運用を開始しました。
さらなる改善へ
Mattermost からの過去データの移行と使い方マニュアルの整備を進め、使う人の声をもとに改善を続けていきます。
TECHNOLOGY
FOR COMPANIES
Meshup の導入をご検討の企業様へ
Meshup は株式会社エムディー精密が開発・提供するサービスです。
社内チャットの運用やサーバーの保守に同じような課題を抱えている企業様、これからこのようなツールを社内で運用したいとお考えの企業様に、クラウド版(当社サーバーでの提供)、または貴社サーバーへの導入のいずれかの形で Meshup をご利用いただけます。
お気軽にお問い合わせください。